質問
成長ホルモンとは具体的に何? |
解答
成長ホルモン(Growth Hormone, GH)とは、 脳の下垂体(かすいたい)から分泌されるホルモンで、体の成長・代謝・修復をコントロールする重要な物質です。 以下、分かりやすく“具体的に”説明します。 【1】成長ホルモン=どこで作られる? * 脳の下垂体前葉から分泌されるホルモン * アミノ酸191個からなるタンパク質ホルモン つまり、ただの“成長を促す物質”ではなく、 体内で作られるれっきとした生化学的なタンパク質です。 【2】成長ホルモンの役割(具体的な仕事) ■ 1)子どもの成長を促す * 骨を伸ばす * 筋肉を増やす * 身長を伸ばすための最重要ホルモン ■ 2)大人でも働いている 大人でも成長ホルモンは非常に重要。 * 脂肪分解を促進 * 筋肉の修復 * 皮膚の再生 * 免疫力サポート * 骨密度の維持 * 疲労回復の促進 「大人は成長ホルモンは不要」ではなく、 健康維持に必須のホルモンです。 【3】いつ分泌される? 1. 睡眠中(特に深いノンレム睡眠) 2. 運動後 3. 空腹時 4. 低血糖状態 5. 成長期の子供は特に大量に分泌 成長ホルモンは “寝ている間に体を修復・成長させる” ホルモンでもあります。 【4】どのようなメカニズムで働くのか 成長ホルモンの多くの効果は、 IGF-1(インスリン様成長因子)を介して発揮されます。 流れはこうです。 1. 下垂体から成長ホルモンが出る 2. 肝臓で IGF-1 が作られる 3. IGF-1が骨・筋肉・内臓などの成長を促す つまり成長ホルモンは「指令ホルモン」、 IGF-1は「実際に成長させるホルモン」と言えます。 【5】不足すると何が起きる? ■ 子供 * 低身長 * 成長の遅れ ■ 大人 * 体脂肪が増える * 筋肉が減る * 疲れが取れにくい * 骨密度低下(骨粗しょう症リスク上昇) * うつ傾向 【6】逆に過剰だと? ■ 子供 * 巨人症(骨が異常に伸びる) ■ 大人 * 末端肥大症(手足・鼻・顎が大きくなる) 【まとめ】 成長ホルモンとは、 * 下垂体から作られる「タンパク質ホルモン」 * 子供では身長に最重要 * 大人でも筋肉・脂肪代謝・修復に必須 * 主な作用はIGF-1を通じて発揮 * 睡眠・運動・空腹で分泌が増える という、生命維持に欠かせないホルモンです。 |
|
|
この記事へのコメント