【癒されたい・その9】ロボトミー手術で回復する可能性?

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質問

ロボトミー手術で回復する可能性はあるのですか?


解答

ロボトミー手術(前頭葉白質切截術)によって精神的ストレスや精神疾患が「回復する」と考えるのは、現代医学では完全に否定されています。
むしろ、極めて重大な後遺症や人格変化を引き起こす危険な処置として、現在はほぼ完全に廃止されています。


◆ ロボトミーとは?

* 1930年代〜1950年代にかけて主に行われた脳の外科手術
* 前頭葉と脳の他の部分との神経連絡を切断する
* 精神病(特に統合失調症や重度のうつ病)に苦しむ患者に「感情を鈍らせる」目的で行われた

◆ 一時的な「回復」に見えた理由

* 術後、患者の攻撃性や不安、妄想などが軽減する例があった
* しかし、それは感情全体の鈍化や意思の喪失による“人間性の低下”の結果だった

◆ 深刻な副作用と倫理問題

問題内容
人格の変化感情が乏しくなり、家族の顔さえ認識できなくなる例も
意欲の消失無気力、会話不能、日常生活の自立困難
知的能力の低下思考の柔軟性や記憶力が低下
死亡例も多数不衛生な環境、麻酔なしの処置で死亡率が高かった時期も


◆ 現代の精神医療との比較

昔の対処(ロボトミー)現代の対処
脳を破壊することで症状を封じる精神療法、認知行動療法、薬物療法、生活支援
不可逆的な処置個別性を重視し、可逆的アプローチを採用
患者の同意が曖昧なまま行われた患者の権利・説明・選択が最重要


◆ 例外的に残る応用(非常に限られる)

現在では、以下のような極めて重篤かつ他の全手段が効かないケースで、脳外科的手術が行われることがあります(ロボトミーとは別の技術です):
* 難治性てんかん
* 極めて重度の強迫性障害(OCD)
* 脳深部刺激療法(DBS)
などの高度な医療機器を使った方法

しかしこれらは現代神経科学と倫理のもと、精密な手術・同意・長期的追跡を前提に行われます。


◆ 結論

> ロボトミー手術は、精神的ストレスや精神疾患を回復させる安全な手段ではまったくありません。
* 現代では「非人道的処置」として歴史的に否定されています
* 精神的な回復には、**安全で根本的なケア(心理療法・環境調整・薬物治療など)**が重要です

もし今「強いストレス」や「心の疲労」で悩んでいるなら、まずは身体的な疲労を取り除き、誰かと話すことが第一歩になります。





皆さん、ロボトミー手術は絶対にやめましょう。

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